Zion4-450 + NAZA-M Lite + GPS + Minim OSD の備忘録
NAZA-M Lite + GPSを導入したことで手放しでホバリングできるようになったわけですが、NAZA-M LiteにはGPSやLED、操作信号以外を入出力するポートはありません。
以下の記事はNAZA-M Liteに格安のOSDであるMinim OSDを利用してなんとか情報を取り出して見てみようという内容です。各種装置を加工(はんだ付け)することになるため一切の保証が受けられなくなります。私自身の備忘録とします。途中で何度か「壊れた?」という場面もありましたので、こんなものは参考にしないでください。参考にされる場合は自己責任でお願いします。(^-^;
NAZA-M LiteでもOSDができるみたい
NAZA-M Liteを購入するにあたり、性能等を確認するためにyoutubeなどで情報収集していたところ、以下のような動画を閲覧していました。
MinNaza OSD Project Part1 (Preparing MinimOSD for the Naza M Lite)
MinNaza OSD Project Part2 (Connecting GPS to MinimOSD)
MinNaza OSD Project Part3 (Adding More Features with insane soldering)
退職された海外のオヤジさんが暇つぶしにNAZA-M Liteをいじって遊んでみようという趣旨のような動画に見えますが、手順や解説してあるであろう動画がわかりやすいです。(英語はヒアリングできません。。orz)
残念ながらこの手順だと私の環境ではうまく最終目標としていた情報の一部を取り出すことはできませんでしたが、この動画がNAZA-M Liteを購入する決めてになったことは確かです。
Minim OSDのファームウェアを書き換える
minnazaosdのWiki内の「How to compile and flash the code」からコードを取得します。
If you really need the hex files without compiling for a quick success you can find them here (english forum):
https://code.google.com/p/minnazaosd/wiki/Compiling
http://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?t=2020638&page=6#post26526305
取得後、Minim OSDに「minNAZAOSD_DJI.hex」を焼きこみました。
単純に焼きこむと文字化けが発生しますので、私の環境では「NAZAOSDCharsV_0_0_1.mcm」を別途取得してフォントを焼き直しました。
NAZA-M Liteから信号を取り出してみる
早速NAZA-M Liteの内部を覗いてみました。開封にはT6(星型)ドライバーが必要です。
で、youtubeの動画を参考にしながら、5V/GND/GPS-TXをケースを加工して取り出してみます。
取り出しましたが、ちょっとケーブルが短かったみたいです。
結論からいうと、この状態ではGPS信号を取り出すことは可能です。が、NAZA-M Lite側において捉えたGPS衛星数を表すLEDの点滅状態信号とリンクすることができませんでした。仕方がないので、内部に取り付けた信号線を外し、ケースに開けた穴をふさいで元の状態に戻しました。
GPSモジュールから信号を取り出してみる
GPSモジュールの開封にはT5(星型)ドライバーが必要です。
GPSモジュールはBLOX製のチップが載っていました。
minnazaosdのHow to connect the GPSを参考にGPSモジュールから信号を取り出す準備を進めます。
こちらだとNAZA-M Lite側において捉えたGPS衛星数を表すLEDの点滅状態信号とリンクすることができました。
水平線の設定
水平線(AH)の設定にはジンバルの設定を利用するみたいです。
私の環境では上記画像のような設定をして、水平線を画面の中央に出すことができるようになりました。必要ないかもしれませんが、見た目は大事です(^-^;
機体への実装
Minim OSDへの細かいはんだ付けを終わらせ、機体にポン付けしてみます。
何やらごちゃごちゃしています。
やっつけ仕事なのでこの辺のクオリティが残念な感じですね。。。自作感を全面に押し出しています(^-^;
動作確認
早朝に近所の公園で動作確認してみます。
とりあえずNAZA-M Lite機能のGPSによる位置保持ができていることを確認します。開封+はんだ付けで壊した箇所はないみたいですね(^-^;
画面右側の高度?の表示がおかしいですが、GPS信号数やNAZA-M LiteのLED点滅状態、バッテリー電圧、機体のHAライン等*1、欲しい情報を確認しながら飛行できる状態になりました。現状カメラはつけません。機体の姿勢を肉眼で確認できない距離で飛ばすことはないと思うので。。
もっと欲しい情報があるのだけれど。。
NAZA-M Liteと受信機をS-Busにより接続しているため、スロットル開度やRSSI信号(受信機の受信電波強度)の取り出し方の検討がつきません。そもそも利用しているR2008SB(S-FHSS)だとRSSI信号は取り出せない仕様みたいです。*2
スロットル開度(ch3)については、S-Busでなくケーブルをたくさん繋げば簡単に取り出すことが可能なのは理解していますが。。(^-^;
スロットル開度を取得するための手段として現状考えることができる方法としては、
- S-Busではないためたくさんケーブルを差す
- Minim OSDにスロットル開度の信号を入力してやる
とすればよさそうです。
RSSI信号を取得するための手段として現状考えることができる方法としては、
- 500サイズのヘリに利用している受信機「Frsky 2.4G Delta-8」のCPPM/RSSI機能を使う
- PPMとしてS-Busと同じ感じでケーブルを差す(=スロットル開度が取れない?)
- Minim OSDにスロットル開度の信号を入力してやる
とすればよさそうです。
RSSI信号を取り出すためには受信機「Frsky 2.4G Delta-8」のCPPM/RSSI機能を利用するしか手段がないとして、スロットル開度の信号を何とか取り出したいのですが、PPM接続時においてどのようにスロットル開度の信号を取り出せばよいかご存知の方おられませんでしょうか。。